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「来月から原則出社になります」
「在宅勤務は週1日までに変更します」
会社から突然そんな通知を受けて、「だったらフルリモートで働ける会社に転職したい」と考えている40代の方もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、40代からでもフルリモートで働ける仕事を探すことは可能です。
実際、現在の転職市場でも40代を対象に含むリモートワーク・フルリモート求人は確認できます。
ただし、
「40代」
「今と同等以上の年収」
「正社員」
「未経験職種」
「完全フルリモート」
という条件をすべて同時に満たそうとすると、求人の選択肢は一気に狭くなります。
40代の転職では、単に「フルリモート」という言葉だけで求人を探すのではなく、
これまでの経験 × 希望する働き方 × 雇用形態
の3つを組み合わせることが重要です。
この記事では、40代が在宅勤務を続けるための仕事の探し方を、正社員だけでなく業務委託やフリーランスまで含めて整理します。
結論|40代でもフルリモート転職は可能。ただし「リモート」だけで仕事を選ばない
最初に結論をまとめます。
40代でフルリモートを目指すなら、若手の転職とは戦い方を変える必要があります。
最も重要なのは、
「フルリモートの会社を探す」のではなく、「自分の経験を必要としている会社の中からフルリモート可能な仕事を探す」
ことです。
40代で評価されやすいのは、ポテンシャルよりもこれまで積み上げてきた経験です。
たとえば、
- マネジメント
- 営業
- IT・エンジニア
- 経理・財務
- 人事・労務
- 法務
- 内部監査
- 情報システム
- 経営企画
- プロジェクト管理
など、すでに持っている専門性を活かせる職種なら、40代でも十分に転職先を探せます。
逆に、
「未経験職種へ転職したい。年収も下げたくない。しかも完全在宅がいい」
まで求めると難易度はかなり上がります。
まずは、自分にとって何を最優先するのかを決めることから始めましょう。
2026年は「出社回帰」と「テレワークを続けたい社員」のギャップが拡大している
現在の働き方を考えるうえで見逃せないのが、企業側の「出社回帰」です。
パーソル総合研究所が2026年8月27日に公表した調査によると、2026年7月時点のテレワーク実施率は21.4%。前年から1.1ポイント低下しました。
さらに「原則出社」の指示は**24.6%**まで増加しています。
一方、現在テレワークをしている人の81.6%が今後もテレワークを続けたいと回答しています。
つまり、
企業は出社させたい。
社員は在宅勤務を続けたい。
というギャップが生まれています。
「今の会社でテレワークがなくなったらどうするか」は、一部の人だけの問題ではなくなってきました。
会社のテレワーク制度そのものが廃止された場合の考え方については、別記事で詳しく解説しています。
→ 【2026年最新】テレワーク廃止企業一覧|違法?強制出社・退職・転職の対処法
「リモート可」と「フルリモート」は同じではない
求人を見るときに、まず注意したいのがこの違いです。
「リモートワーク可」と書かれていても、
- 週1~2日のみ在宅勤務
- 週3日は出社
- 原則リモートだが月数回出社
- 入社後数か月は出社
- 自宅勤務できるのは一定条件を満たした社員だけ
というケースがあります。
これらは一般的に「リモートワーク可能」ではありますが、完全なフルリモートとは違います。
地方へ移住する予定がある人や、育児・介護などの事情で出社そのものが難しい人にとって、この違いは非常に重要です。
転職後に、
「フルリモートだと思っていたのに週3出社だった」
となっては意味がありません。
求人票だけで判断せず、面談・面接時に、
「通常勤務で出社が必須となる頻度は何回ですか?」
と具体的に確認しましょう。
40代のフルリモート転職が難しいと言われる4つの理由
40代だから転職できないわけではありません。
ただし、20代・30代前半と比べて条件が厳しくなるのも事実です。
即戦力としての経験を求められる
40代の中途採用では、企業側も一定の経験を期待します。
そのため、
「これから勉強します」
だけでは採用されにくく、
「この経験を使って御社の○○に貢献できます」
と説明できることが重要です。
ここはむしろ40代の強みでもあります。
20年前後働いてきた人であれば、本人が意識していなくても、
- 部下・後輩の育成
- 他部署との調整
- 顧客折衝
- プロジェクト進行
- 問題解決
- 業務改善
など、転職市場で評価できる経験を持っている場合があります。
フルリモート求人には応募が集まりやすい
勤務地の制約がなくなるフルリモート求人では、全国から応募者が集まります。
東京勤務の求人なら東京周辺の人との競争ですが、全国勤務可能なら北海道から沖縄までが競争相手になる可能性があります。
そのため、「在宅勤務できるから応募した」だけでは差別化できません。
これまでの経験が募集職種とどれだけ一致しているかがより重要になります。
年収と働き方を両方維持すると求人が減る
40代になると住宅ローン、教育費、生活費などもあり、
「年収はできるだけ下げたくない」
という人も多いでしょう。
しかし、
年収アップ+完全在宅+未経験職種
のように条件を積み上げるほど候補は減ります。
そこで、
「絶対に譲れない条件」
と
「できれば欲しい条件」
を分けておくことをおすすめします。
たとえば、
絶対条件:週4日以上在宅勤務
希望条件:年収維持
妥協可能:役職
というように優先順位を決めておけば、求人を探しやすくなります。
フルリモート制度が将来も続くとは限らない
さらに重要なのが、入社時にリモートでも、それが永久に保証されるとは限らないことです。
現在すでに、多くの企業で出社頻度を増やす動きが起きています。
そのため、
「現在フルリモートですか?」
だけでなく、
「フルリモートは雇用条件なのか、それとも会社制度なのか」
まで確認したいところです。
労働条件通知書や雇用契約書に勤務地がどのように記載されるかも確認しておくと安心です。
40代がフルリモートを続けるための4つの選択肢

ここからが重要です。
「在宅勤務を続けたい」と考えると、つい、
フルリモート正社員へ転職する
ことだけを考えがちです。
しかし、40代にはほかにも選択肢があります。
| 希望する働き方 | 向いている選択肢 | サービス例 |
|---|---|---|
| 年収・役職を維持したい | ハイクラス正社員転職 | Samurai Job |
| 管理部門の経験を活かしたい | 管理部門特化転職 | |
| 在宅勤務を最優先したい | 業務委託も含めて探す | |
| IT・専門スキルで独立したい | フリーランス | フリーランス系サービス |
それぞれ詳しく見ていきます。
選択肢1|ハイクラス正社員へ転職する
現在ある程度の年収や専門性がある40代なら、まず検討したいのがハイクラス転職です。
年収を大きく下げずに働き方を変えられる可能性があります。
その候補の一つがSamurai Jobです。
Samurai Jobは、グローバル企業・外資系企業・ハイクラス求人に特化した転職支援サービスで、公式サイトでは年収700万~2,000万円の求人を中心に扱い、30代・40代の管理職・技術職・専門職を主な対象としています。
特に、
- 現在年収が比較的高い
- 管理職経験がある
- 専門職としてキャリアを積んできた
- 外資・グローバル企業も検討できる
という人に向いています。
逆に、未経験職種へ転職したい人や、若手向け求人を探している人には向きません。
30〜40代で年収・キャリアを活かして転職したい方へ
Samurai Jobは、30〜40代・年収600万円以上の管理職/専門職など、これまでの経験を活かした転職を考える方向けのサービスです。↓
選択肢2|管理部門の経験を活かして転職する
経理・財務・人事・法務・経営企画・内部監査・情報システムなどの経験があるなら、総合型転職サイトだけでなく管理部門特化型エージェントも候補になります。
IPO準備企業やメガベンチャー、上場企業などの求人に強く、転職時に重視する条件として「ワークライフバランス」「テレワーク・時短・残業なし」を選択することもできます。
40代で、
「今までの経験は捨てたくない。でも働き方は変えたい」
という人とは相性がいいでしょう。
選択肢3|フルリモートを最優先するなら「業務委託」も考える
「出社したくない」という希望を最優先するなら、正社員だけで探さない方法もあります。
その一つが業務委託です。
業務委託には、
- 勤務場所を柔軟にしやすい
- 稼働時間を調整できる案件がある
- 地方から仕事を受けられる可能性がある
といったメリットがあります。
ただし、ここは正社員との大きな違いがあります。
業務委託は雇用契約ではありません。
そのため、
「フルリモートだから」
という理由だけで正社員から業務委託へ切り替えるのはおすすめしません。
収入の安定性、社会保険、税金、休暇なども含めて比較する必要があります。
一方で、
「正社員でフルリモート求人が見つからない」
という人にとって、選択肢を広げる方法にはなります。
選択肢4|IT・専門スキルがあるならフリーランスという道もある
エンジニアやITコンサルタントなど、個人で提供できる専門スキルがある場合は、フリーランスという選択肢もあります。
フリーランス案件にはフルリモート案件もあります。
ただしこれは、単なる「転職」ではありません。
自分で、
- 案件を獲得する
- 契約を管理する
- 税金を申告する
- 社会保険を管理する
- 収入変動に備える
必要があります。
したがって、
「会社の監視が嫌だから会社員を辞める」
だけで独立するのはおすすめできません。
「自分のスキルなら市場でいくら稼げるのか」を調べてから判断しましょう。
40代がフルリモート転職で失敗しない7つのポイント
ここまでを踏まえて、実際に転職活動を始めるときに特に重要なポイントを整理します。
1.今までの経験を捨てない
40代転職では、「何ができるか」が重要です。
未経験分野への転職そのものを否定する必要はありませんが、
未経験転職+フルリモート+年収維持
を同時に実現しようとすると難易度は上がります。
まずは現在の職種の延長線から探してみましょう。
2.「フルリモート」を唯一の検索条件にしない
「フルリモート」だけで探すと、思ったより求人が少なく感じることがあります。
そこで、
- 在宅勤務
- リモートワーク
- ハイブリッド
- 全国勤務可
- 地方勤務可
- フレックス
なども含めて検索します。
たとえば「月1回出社」で生活上まったく問題がないなら、完全在宅だけに絞る必要はありません。
3.転職サービスを1社だけに絞らない
転職エージェントによって扱う求人は異なります。
特に40代では、
総合型+自分の専門分野に強いサービス
の組み合わせが有効です。
たとえば管理職・専門職ならハイクラス系、経理・人事・法務なら管理部門特化型というように使い分けます。
4.今の会社を辞めてから探さない
特別な事情がない限り、転職先を決める前に会社を辞める必要はありません。
フルリモートという条件を追加すると、通常の転職より時間がかかる可能性があります。
在職中であれば、
「条件に合わなければ転職しない」
という選択肢を持ったまま求人を比較できます。
これは非常に大きな強みです。
5.会社PCで転職活動をしない
在宅ワーク研究所として、ここは強くお伝えしておきます。
転職サイトを見るなら私物PC・私物スマートフォンを使ってください。
会社PCにはWeb閲覧履歴やアプリの利用履歴などが記録される可能性があります。
ブラウザの履歴を削除しても、企業側の管理システムやネットワークログまで消えるとは限りません。
「転職を考えていることを会社に知られたくない」という人ほど、会社支給PCで転職活動をするべきではありません。
詳しくはこちらで解説しています。
→ 【元監査官が回答】会社PCのログはどこまで監視されている?履歴削除が無意味な理由と、唯一の回避策 | 在宅ワーク研究所
会社PCにSKYSEA Client Viewが導入されている場合はこちらも参考にしてください。
→ 【結論】SkySeaの操作ログはどこまでバレる?在宅勤務の監視の仕組みと対策 | 在宅ワーク研究所
6.面接で出社条件を具体的に聞く
「在宅勤務できますか?」
だけでは不十分です。
次のように聞いた方が確実です。
現在、このポジションの通常勤務では月に何回程度の出社がありますか?
さらに、
入社後の研修期間だけ出社が必要ですか?
遠方居住者でも勤務可能ですか?
今後、出社頻度を増やす予定はありますか?
労働条件通知書の勤務地はどのように記載されますか?
まで確認できれば安心です。
7.「監視が嫌」だけを転職理由にしない
SKYSEAやTeamsのステータス監視に疲れて、
「もう転職したい」
と思うこともあるでしょう。
しかし、転職先でもTeams、Slack、Microsoft 365、IT資産管理ツールなどを利用している可能性があります。
転職すれば「監視」が完全になくなるとは限りません。
重要なのは、
何を使っている会社かではなく、どのように社員を評価・管理している会社か
です。
成果で評価する会社と、PCの稼働時間を細かく見る会社では、同じフルリモートでも働きやすさは大きく違います。
Teamsのステータス監視についてはこちらでも詳しく解説しています。
→ Teamsのステータスは監視される?退席中は上司にバレる【元監査官解説】 | 在宅ワーク研究所
転職前に確認したい「フルリモート求人」7項目
求人や面接では、少なくとも次の7点を確認しておきましょう。
- 原則フルリモートなのか
- 月・週何回の出社があるのか
- 入社直後の研修は出社なのか
- 居住地域に制限があるのか
- 転勤の可能性があるのか
- フルリモートが雇用条件なのか会社制度なのか
- 今後制度変更が予定されていないか
特に⑥は重要です。
「現在たまたま全員フルリモート」と、
「勤務地を自宅として採用される」
では意味が違います。
長期的に在宅勤務を続けたい場合は、ここまで確認してから転職先を決めましょう。
テレワーク廃止を理由に転職する前に考えたいこと
会社がテレワークを縮小したからといって、すぐに退職する必要はありません。
まず、
会社と相談する → 異動を検討する → 条件の良い求人を探す → 比較してから決める
という順番で構いません。
転職サービスへの登録も、「会社を辞める決断」ではありません。
市場にどんな求人があるのかを確認するために利用するだけでも意味があります。
今より条件の良い会社がなければ、現職に残ればいいのです。
逆に、
「今と同程度の年収でフルリモートできる会社がある」
と分かれば、その時点で転職を本格的に考えればよいでしょう。
よくある質問
40代・未経験でもフルリモートへ転職できますか?
不可能ではありませんが、経験職種での転職より難易度は上がります。
未経験職種への転職を最優先するなら、最初からフルリモートだけに限定せず、ハイブリッド勤務まで条件を広げる方が現実的です。
40代になると転職で年収は下がりますか?
必ず下がるわけではありません。
これまでの専門性やマネジメント経験を評価されれば、年収維持・アップもあり得ます。
一方、未経験職種へのキャリアチェンジでは年収が下がる可能性があります。
そのため40代では、「年齢」そのものより経験との連続性が重要です。
転職後にフルリモートが廃止されたらどうすればいいですか?
入社前に、フルリモートが会社制度なのか個別の労働条件なのかを確認してください。
会社制度だけの場合、将来変更される可能性があります。
特に地方移住など、出社できない生活設計をする場合は、雇用契約上の勤務地まで確認しておく方が安全です。
転職サイトを見るだけなら会社PCでも大丈夫ですか?
おすすめしません。
Web閲覧履歴は、PC側のブラウザ履歴とは別に企業側で記録される場合があります。
転職活動は必ず私物端末で行いましょう。
まとめ|40代は「フルリモート」ではなく「経験×働き方」で探す
40代でもフルリモートで働ける仕事を探すことはできます。
ただし、
「フルリモートの仕事を探す」
だけではなく、
「自分の経験を活かせる仕事の中から、希望する働き方ができる会社を探す」
という発想が重要です。
正社員だけに限定する必要もありません。
現在のキャリアや希望によって、
- 管理職・専門職としてハイクラス転職する
- 管理部門の経験を活かす
- 業務委託でフルリモートを優先する
- 専門スキルを活かして独立する
という選択肢があります。
そして、いきなり会社を辞める必要もありません。
まずは求人を見て、
「今の会社より自分に合った働き方が本当にあるのか」
を確認するところから始めれば十分です。
現在の年収や経験を活かして転職したい30代・40代なら、ハイクラス転職サービスを利用して自分の市場価値を確認する方法もあります。
今の経験でどんな求人があるか確認する↓

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