「Slackを開くとメッセージはあるのに、通知が来ない」「PCには届くのに、iPhoneには届かない」。在宅勤務中に連絡を見落とすと、どこを直せばよいか焦ってしまいます。
最初に確認したいのは、Slackの通知対象・一時停止・端末側の通知許可です。スマホだけ届かない場合は、PCの操作状況に応じた通知タイミングも確認します。いきなり再インストールする前に、届かない範囲を絞りましょう。
この記事は、仕事でSlackを使う方に向けて、Windows 11・Mac・iPhone・Androidの確認手順を整理したものです。画面名はアプリやOSのバージョンにより異なります。公式情報の確認日:2026年11月1日。
Slackの通知が来ないときの症状別チェック表
まずSlackを開き、対象メッセージ自体が届いているかを確認してください。本文も表示されない場合は、通知設定に加えて、接続先のワークスペースや通信状態を確認する必要があります。
| 症状 | 先に見る項目 |
|---|---|
| PC・スマホの両方で来ない | 通知の一時停止/通知対象/通知スケジュール |
| PCには来るがスマホには来ない | モバイル通知のタイミング/スマホ側の許可 |
| 特定のチャンネルだけ来ない | その会話の通知設定/ミュート |
| スレッドの返信だけ来ない | スレッドのフォロー/返信通知の設定 |
| バナーは出るが音が鳴らない | 通知音/端末の消音・音量/音の出力先 |
| 画面共有中や決まった時間だけ来ない | OSの応答不可・集中モード/自動切り替え |
この表は確認する順番の目安です。原因を断定するものではありません。設定を一つ変更するたびにテストすると、どの変更で改善したかを把握しやすくなります。
1.Slack内の通知設定を確認する
通知を受け取る場所と内容を確認
PCではプロフィール写真から「環境設定」→「通知」を開きます。スマホではプロフィール写真→「通知」です。「デスクトップ通知」「モバイル通知」が必要な端末で有効になっているかを確認しましょう。
「メンションとダイレクトメッセージ」を通知対象にしていると、通常のチャンネル投稿すべてに通知が出るわけではありません。「メッセージはあるが通知がない」という場合は、その投稿が通知対象かを先に確認します。
通知の一時停止とスケジュールを確認
プロフィール周辺に通知を停止している表示があれば、一時停止を解除して再確認します。毎日同じ時間帯や休日だけ届かないときは、通知スケジュールの曜日と時間帯を見直してください。
仕事用の通知を戻すために、終日受信へ変える必要はありません。勤務時間に合わせて受信する範囲を調整し、休憩中や勤務時間外の連絡はチームの運用に合わせましょう。
特定のチャンネルだけなら個別設定を確認
対象のチャンネルやグループDMを開き、会話上部の通知アイコンから設定を確認します。スマホでは会話名→「設定と詳細」→「通知」が目安です。ミュート状態や「メンションのみ」の設定になっていないかを見てください。
重要なチャンネルだけ新しい投稿を通知する設定にすれば、すべての会話の通知を増やさずに済みます。会話ごとにモバイル用の別設定を使っている場合は、PCとの差も確認しましょう。
参考:Slack公式:特定のチャンネルとDMの通知を管理する
スレッドの返信だけ届かない場合
チャンネルやグループDMのスレッドは、自分が開始・返信したものや、自分がメンションされたものなどが返信通知の対象です。読むだけで参加していないスレッドを追いたい場合は、フォローの状態を確認してください。
あわせて、Slackの通知設定で「フォローしているスレッドへの返信」が有効かを確認します。チャンネル内のすべてのスレッドをフォローする選択肢もありますが、必要な会話から設定する方が通知量を管理しやすくなります。
2.スマホだけ来ないならPCとの通知タイミングを確認する
PCで操作中にスマホが鳴らなくても、必ずしも不具合ではありません。Slack公式によると、初期設定ではPCの画面ロックから1分後、またはカーソル操作を検知しなくなってから10分後にモバイル通知を受け取る仕組みです。
スマホのSlackでプロフィール写真→「通知」→モバイルに通知するタイミングの項目を確認します。PCと同時に受け取りたい場合は、アクティブ中も即時に通知する選択肢を使います。追加の待ち時間を設定していないかも確認してください。
この時間はモバイル通知へ切り替わる条件であり、あらゆる端末への配信時刻を保証するものではありません。OS側の通知制限や通信状態も別に確認します。
ログイン状態そのものの仕組みを知りたい方は、Slackのアクティブ表示・離席になる条件も参考にしてください。通知の復旧確認は、緑の表示だけで判断せず、実際の通知で行いましょう。
3.Windows 11・Macで通知が来ないとき
Windows 11:通知と「応答不可」を確認
- 「設定」→「システム」→「通知」を開き、通知全体がオンか確認する。
- アプリ一覧でSlackを選び、通知・バナー・サウンドの設定を確認する。
- 「応答不可」が有効なら、必要に応じて解除するか、優先通知の設定を見直す。
- 決まった時間や画面の複製中だけ起きるなら、応答不可が自動でオンになる条件を確認する。
応答不可の間、バナーが出ず通知センターへ送られる通知もあります。Windowsキー+Nで通知センターを開き、「届いていない」のか「ポップアップだけ出ない」のかを切り分けましょう。
参考:Microsoft公式:Windowsの通知と応答不可
Slackに加えてOutlookのメール通知も出ない場合は、Outlookの通知が来ないときの確認手順も参考になります。複数のアプリで共通して起きる問題と、Outlookだけの設定を切り分けて確認できます。
Mac:Slackの通知許可と集中モードを確認
「システム設定」→「通知」からSlackを選び、通知が許可されているか、画面に表示するスタイルが適切かを確認します。集中モードを使っている場合は、Slackの通知を許可する設定も見直してください。
画面共有中だけ通知が出ない場合は、共有・ミラーリング時の通知設定が関係することがあります。ただし、会議中にメッセージ本文が映り込む可能性もあるため、通知のプレビュー表示と合わせて調整しましょう。
ブラウザ版:サイトとブラウザの通知許可を確認
ブラウザ版では、利用中のSlackワークスペースを開き、サイトの通知がブロックされていないかを確認します。OS側でも、そのブラウザの通知が許可されている必要があります。アプリ版Slackの設定だけを変更しても、ブラウザ側の制限は解除されません。
ブラウザ版は、開いているワークスペースの通知が対象です。複数のワークスペースを使う方は、通知が来ない方も開いているかを確認してください。会社の管理で設定が固定されている場合は、管理者に相談します。
4.iPhone・Androidで通知が来ないとき
iPhone:集中モードの許可アプリを確認
iPhoneの設定でSlackの通知許可と表示方法を確認します。さらに「設定」→「集中モード」で、使用中のモードがSlackの通知を抑制していないか確認してください。
仕事用の集中モードを使い続けたい場合は、許可するアプリにSlackを追加する方法があります。集中モードをすべて解除するより、勤務中に必要な通知だけ通す設定にすると使いやすくなります。
参考:Apple公式:iPhoneの集中モードで通知を許可する
Android:アプリ通知と通知カテゴリを確認
端末の「設定」→「通知」→「アプリの通知」などからSlackを選び、通知が有効かを確認します。通知カテゴリが表示される機種では、必要なカテゴリだけオフになっていないかも確認してください。
「サイレント」に分類されている通知は、通知一覧にあっても音や振動が出ない場合があります。バナーが必要ならポップアップの設定も確認します。項目名や操作経路はメーカー・機種によって異なります。
5.通知音だけ鳴らないときの確認順
バナーが表示されるなら、通知対象の設定より先に音の設定を確認しましょう。Slack側の通知音・消音設定、OS側のアプリ通知音、端末の音量と出力先を順番に見ます。
イヤホンを接続したままにしていないか、外部モニター側から音が出ていないかも確認します。たとえば「会議の音は聞こえるが通知だけ聞こえない」場合でも、アプリ通知用のサウンド設定は別に確認が必要です。
Macの通知音量や効果音の出力設定については、Apple公式の通知音の変更手順を参照してください。
6.設定を変えても直らない場合
まずアプリと端末を再起動し、同じ症状が続くか確認します。スマホ版Slackでは、プロフィール写真→「通知」→「通知のトラブルシューティング」から診断できます。診断結果を控えておくと、問い合わせ時に説明しやすくなります。
アプリのデータ削除や再インストールは、サインイン方法を確認してから検討します。会社のSSOや認証が必要な環境では、管理者に確認してください。診断で問題が特定できない場合は、結果と症状をSlackサポートへ伝えます。
複数の人・端末で同時に起きた場合は、Slackの稼働状況も確認してください。障害の有無を確かめず、各端末の設定を一斉に変更する必要はありません。
復旧確認は「同じ条件」で一つずつ
設定を変更したら、協力者に短いテスト用DMを送ってもらい、次の項目を記録します。自分宛てのメモ投稿だけで判定せず、受信する状況をそろえるのがポイントです。
- テストした時刻と端末、アプリ版かブラウザ版か。
- PCを操作中か、ロックしているか。
- メッセージ本文・バナー・音のどこまで届いたか。
- 特定の会話だけか、複数の会話で同じか。
PCを操作しながらスマホの通知を試すと、モバイル通知のタイミング設定の影響を受けます。「PC操作中」と「PCをロックした後」を分けると、設定の違いを確認しやすくなります。
通知が復旧するまでの急ぎの連絡は、チームで決めた電話などの別手段も併用しましょう。通知の有無だけで、相手が読んだか、対応できる状態かを決めつけないことも大切です。
よくある質問
通知をオンにしたのに届かないのはなぜ?
Slack内のオン・オフだけでなく、通知対象、会話ごとの設定、OSの許可などを確認する必要があるためです。まず「全端末か、一台だけか」「全部の会話か、一つだけか」を分け、上の早見表で確認先を選んでください。
未読表示があるのにポップアップが出ないのは異常?
未読表示とバナー通知は同じ設定ではありません。通知対象を絞っていたり、バナーの表示を抑えていたりする可能性があります。新着メッセージの有無と、外部に通知する設定を分けて確認しましょう。
通知が来ないときは有料プランにすれば直る?
まず設定と端末側の原因を切り分けましょう。このページで扱う通常の通知確認を行わず、通知の不具合だけを理由にプラン変更を決める必要はありません。特定の有料機能の問題なら、その機能の条件を別に確認してください。
まとめ:届かない範囲を分けると確認しやすい
Slackの通知が来ないときは、通知対象・一時停止→端末別の設定→診断の順で確認します。スマホだけ届かないなら、PCとの通知タイミングも忘れずに見直しましょう。
一度にすべての設定を変えず、同じ条件でテストしながら進めると、復旧後の設定を維持しやすくなります。Teamsでも同じ症状がある方は、Teamsの通知が来ない原因と対処法をご覧ください。

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