会議が終わったあと、
「録音を聞き直して議事録を作るのに時間がかかる」
「会議中にメモを取りすぎて、話に集中できない」
と感じたことはありませんか。
そんな作業を効率化できるのが、録音した音声をAIで文字起こし・要約できるAIボイスレコーダーです。
2026年現在は、単に音声を録音するだけではなく、話者識別、AI要約、ToDo抽出、通話録音などに対応した製品が増えています。
一方で、
「PLAUDとNottaは何が違う?」
「安いAutoMemoでも十分?」
「TeamsやZoomのWeb会議でも使える?」
など、製品ごとの違いが分かりにくいのも事実です。
この記事では、2026年9月時点で購入候補になるAIボイスレコーダーから、
PLAUD Note Pro・Notta Memo・AutoMemo R
の3機種を比較します。
なお、会社の会議を録音したり外部AIサービスへ音声をアップロードしたりする場合は、必ず自社の情報セキュリティ規程や録音ルールを確認してください。
結論|おすすめAIボイスレコーダー3機種を比較

まずは違いを簡単に整理します。
| 製品 | PLAUD Note Pro | Notta Memo | AutoMemo R |
|---|---|---|---|
| 向いている人 | 高機能重視 | 文字起こし・共有重視 | コスパ重視 |
| 価格の目安 | 30,800円 | 23,500円 | 13,860円 |
| 重量 | 約30g | 約28g | 約68g |
| 最大収音距離 | 最大5m | 推奨3m以内 | 約5m |
| 連続録音 | 最大50時間 | 約30時間 | 約12時間 |
| 文字起こし | ○ | ○ | ○ |
| AI要約 | ○ | ○ | ○ |
| 通話録音 | ○ | ○ | ― |
| 特徴 | 高性能・長時間録音 | Nottaとの連携 | シンプル・低価格 |
※価格やプラン、キャンペーンは変更される場合があります。購入前に各メーカー公式サイトで最新情報を確認してください。
ざっくり選ぶなら、
機能・収音性能を重視するならPLAUD Note Pro
文字起こし後の整理・共有まで重視するならNotta Memo
できるだけ安くAI文字起こしを始めたいならAutoMemo R
と考えると選びやすいでしょう。
AIボイスレコーダーとは?
AIボイスレコーダーは、録音した音声をAIと組み合わせて処理できる録音機器です。
一般的なICレコーダーでは、
録音
↓
音声を聞き直す
↓
手作業でメモする
↓
議事録を書く
という作業が必要でした。
AIボイスレコーダーでは、
録音
↓
自動文字起こし
↓
AI要約
↓
決定事項・ToDoを確認
というところまで自動化できます。
特に、会議・商談・取材などが多い人にとっては、録音そのものより「録音後の作業を減らせる」ことが大きなメリットです。
1位|PLAUD Note Pro|機能重視なら最有力
2026年現在、機能面を重視するなら有力なのがPLAUD Note Proです。
PLAUD公式によると、4基のMEMSマイクとVPUを搭載し、最大5mの収音に対応します。
さらに、長時間駆動モードでは最大50時間の連続録音が可能です。
本体は約30g、厚さ2.99mmと薄く、スマートフォンに装着したり単体で机に置いたりして使用できます。
PLAUD Note Proの主な特徴
特に大きな特徴は、対面会議とスマートフォン通話の両方に対応することです。
通常のボイスレコーダーではスマートフォン通話の録音が難しいケースがありますが、PLAUD Note Proは通話録音にも対応しています。
録音した音声はPlaudのAIで文字起こし・要約でき、112言語に対応しています。
会議だけでなく、
商談、インタビュー、電話、セミナー、打ち合わせ
など幅広い場面で一台を使いたい人に向いています。
PLAUD Note Proの注意点
高性能な分、本体価格は今回比較する3機種の中では高めです。
また、AI文字起こしには利用時間の上限があります。
無料のスタータープランには月300分が含まれますが、それ以上利用する場合は有料プランなどを検討する必要があります。
「本体を買えばAI機能を永久に無制限で使える」という製品ではない点は理解しておきましょう。
2位|Notta Memo|文字起こし後の活用に強い
録音から議事録作成・共有までを効率化したいなら、Notta Memoが候補になります。
Notta Memoは約28g、厚さ約3.5mmのカード型AIボイスレコーダーです。
4基のMEMSマイクと骨伝導マイクを搭載し、対面会議だけでなくスマートフォン通話の録音にも対応します。
最大の特徴は、文字起こしサービスNottaとの連携です。
Notta Memoの強み
録音した内容を文字にするだけでなく、Notta上で、
話者識別、AI要約、重要ポイントの抽出、ToDo整理
などを行えます。
「録音データを残したい」というより、
会議内容をあとから検索・整理・共有したい
人に向いている製品です。
Notta公式では本体価格23,500円、録音時間は約30時間、推奨録音距離は3m以内とされています。
Notta Memoの注意点
Notta Memoも、AI機能を本体だけで完結させる機器ではありません。
録音後はNottaサービスとの連携が前提になります。
利用量が多い場合は、Nottaの有料プランも含めたランニングコストを確認しておきましょう。
一方で、すでにNottaをWeb会議や文字起こしで利用している人なら、同じ環境に録音機器を追加できるメリットがあります。
3位|AutoMemo R|価格重視なら選びやすい
「2万円、3万円するAIレコーダーは少し高い」
という人には、ソースネクストのAutoMemo Rがあります。
公式価格は13,860円。
PLAUD Note ProやNotta Memoと比較すると、導入しやすい価格帯です。
AutoMemo Rの特徴
AutoMemo Rは、録音に特化したシンプルな端末です。
側面のスイッチを操作して録音を開始し、録音した音声をWi-Fi経由でAutoMemoのクラウドへ送り、文字起こしします。
文字起こしされた内容はスマートフォンやパソコンから確認できます。
最大約5mの集音距離があり、72言語の文字起こしに対応しています。
「多機能なAIデバイス」というより、
会議を録音して、自動で文字起こし・要約したい
というシンプルな目的に向いています。
AutoMemo Rの注意点
PLAUD Note ProやNotta Memoと比べると、スマートフォンへの装着や通話録音などの機能は限定的です。
また、文字起こしサービスには利用料金があります。
2026年9月現在、無料プランでは月1時間まで文字起こしでき、有料のプレミアムプランでは月30時間まで利用できます。
価格を抑えつつ、主に対面会議の議事録作成を効率化したい人には使いやすい選択肢でしょう。
AIボイスレコーダーは何を基準に選ぶ?
製品を比較するときに最も重要なのは、スペックの数字だけではありません。
対面会議かWeb会議か
専用AIボイスレコーダーが特に活躍するのは、
対面会議、商談、取材、電話
などです。
一方、TeamsやZoomなどのWeb会議しか利用しないのであれば、必ずしも専用機器を購入する必要はありません。
TeamsやZoomの標準機能、Notta、AutoMemoのWebサービスなど、PC上で直接録音・文字起こしできるサービスの方が使いやすい場合があります。
「AIボイスレコーダーだからWeb会議にも必ず最適」とは限らない点には注意しましょう。
本体価格だけでなく月額料金も確認する
AIボイスレコーダーで見落としやすいのが、購入後のランニングコストです。
普通のICレコーダーなら、本体を購入すれば録音自体に月額料金はかかりません。
しかしAIボイスレコーダーは、録音したデータをクラウドで文字起こし・AI処理するため、一定時間以上の利用には有料プランが必要になる場合があります。
毎月何時間くらい会議を録音するのかを考えて、本体代とAIサービス料金を合わせて比較しましょう。
AI要約をそのまま議事録として提出しない
AIが作った文字起こしや要約は便利ですが、100%正確とは限りません。
特に、
人名、会社名、専門用語、数字、製品名
などは誤認識する場合があります。
AI要約も同様です。
重要な会議では、必ず元の音声や文字起こしを確認し、内容をチェックしてから正式な議事録として利用しましょう。
AIボイスレコーダーは、
「議事録を完全に自動で作る機械」ではなく、「議事録を作る時間を大幅に短縮するツール」
と考えるのが現実的です。
会社の会議を録音するときはルールを確認する
会社員がAIボイスレコーダーを利用するときに、最も注意したいポイントです。
便利だからといって、会社の会議を無断で録音し、外部AIサービスへアップロードしてよいとは限りません。
特に、
機密情報、顧客情報、個人情報、未公開の経営情報
などを扱う会議では、会社の情報セキュリティ規程が適用される可能性があります。
会社によっては録音そのものを制限していたり、外部クラウドサービスへのデータ送信を禁止していたりする場合もあります。
AIボイスレコーダーを業務で使う場合は、「バレるかどうか」ではなく、会社で利用が認められているかを確認することが重要です。
参加者への録音の周知が必要かどうかも、会社のルールや会議の性質に応じて確認しましょう。
Web会議だけならAIボイスレコーダーは不要?
在宅勤務でTeamsやZoomの会議が中心なら、専用AIボイスレコーダーを買う前に、現在利用しているサービスを確認してみましょう。
Teamsなどには会議を記録・文字起こしする機能があります。
NottaやAutoMemoにもPC上で会議音声を扱うサービスがあります。
そのため、
Web会議だけ → ソフトウェア型
対面会議+Web会議+電話 → AIボイスレコーダー
という選び方も合理的です。
専用機器は、PCが目の前にない対面会議や、さまざまな場所で録音したい人ほどメリットが大きくなります。
2026年注目の新製品「Zenchord 1」
AI録音機器は現在も新製品が増えています。
2026年に登場した注目製品の一つがZenchord 1です。
これは一般的なカード型レコーダーではなく、オープンイヤー型イヤホンとAI文字起こしを組み合わせた製品です。
Notta AIを採用し、録音、文字起こし、翻訳、要約などに対応します。
ただし、2026年9月2日時点では公式サイトで9月にMakuake支援者へ発送、一般販売は10月開始予定と案内されています。
そのため、本記事では現時点のおすすめ3機種には入れていません。
一般販売後に価格や利用条件が確定した段階で、改めて比較対象に追加する予定です。
まとめ|AIボイスレコーダーは「録音後の時間」を減らすために選ぶ
AIボイスレコーダーを選ぶときは、録音時間やマイク数だけを見る必要はありません。
重要なのは、
録音したあとに、どれだけ自分の作業を減らせるか
です。
高い収音性能や長時間録音を重視するならPLAUD Note Pro。
録音後の文字起こし・検索・共有まで活用するならNotta Memo。
できるだけ低価格でAI文字起こしを始めたいならAutoMemo R。
という選び方が分かりやすいでしょう。
そして、TeamsやZoomだけを使う人なら、専用レコーダーを買わずにWeb会議用の文字起こしサービスを使った方が効率的な場合もあります。
自分がどこで、何を録音し、その後どのように議事録を利用するのかを考えて選んでみてください。
会社で利用する場合は、録音やクラウドへのデータ送信に関する社内ルールを確認したうえで、安全に活用しましょう。

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