出社勤務中、午後になると強い眠気に襲われることはありませんか。
「少し机で寝たら上司にバレる?」
「昼休みにデスクで寝るのは問題ない?」
「仕事中にどうしても眠くなったらどうすればいい?」
テレワークとは違い、オフィスでは上司や同僚が同じ空間にいるため、居眠りは目につきやすくなります。
ただし、勤務時間中の無断の居眠りと、昼休みなど休憩時間中の仮眠は分けて考える必要があります。
この記事では、勤務時間中の居眠りが問題になりやすい理由、昼休みに仮眠を取る場合の考え方、午後の眠気への現実的な対策を解説します。
結論|勤務時間中の居眠りと昼休みの仮眠は別物

最初に整理すると、次のように考えるのが基本です。
| 状況 | 考え方 |
|---|---|
| 勤務時間中に無断で寝る | 業務を行っていないと判断される可能性がある |
| 昼休みなど正式な休憩中に仮眠する | 原則として休憩時間の利用方法の一つ |
| 会社が仮眠制度・休憩スペースを設けている | 社内ルールに従って利用 |
| 業務中に強い眠気が繰り返し起こる | 睡眠時間・体調などを見直す |
労働基準法第34条では、一定時間以上勤務する労働者に休憩を与えることに加え、休憩時間は自由に利用させなければならないとされています。厚生労働省も同様に説明しています。
したがって、会社の施設利用ルールなどに反しない範囲であれば、昼休みに短時間休むことと、勤務時間中に仕事をせず眠ってしまうことは同列には扱えません。
出社中の居眠りは上司にバレる?
結論として、オフィスでの居眠りを「誰にも気づかれないようにする」のは現実的ではありません。
テレワークなら、画面の向こう側から本人の姿が直接見えるわけではありません。
しかし出社勤務では、
- 上司や同僚が近くを通る
- 会話をしても反応がない
- 会議中に目を閉じている
- 長時間同じ姿勢で机に伏せている
といった様子がそのまま周囲から見えます。
重要なのは「どうすればバレないか」ではなく、そもそも勤務時間中に寝てしまう状態をどう防ぐかです。
勤務中の眠気が一時的なものなら生活習慣を見直し、頻繁に仕事へ支障が出るほど眠くなる場合には原因を確認する必要があります。
勤務時間中に寝てしまうと問題になる?
勤務時間中は、基本的に会社から指示された業務を行う時間です。
そのため、休憩時間ではない時間帯に長時間眠り、業務が止まってしまえば、会社から注意を受けたり、人事評価などに影響したりする可能性があります。
ただし、
「一度数分ウトウトしたら必ず懲戒処分になる」
といった単純な話でもありません。
実際の対応は、
- 居眠りの頻度
- 業務への影響
- 会社の就業規則
- 本人の体調
- 安全に関わる仕事か
- 過去に注意を受けているか
などによって異なります。
特に車両運転、機械操作など安全に直結する仕事では、眠気そのものが重大なリスクになります。
「バレるかどうか」で判断するのではなく、自分や周囲の安全を含めて考える必要があります。
昼休みにデスクで寝るのは問題ない?
昼休みなど正式な休憩時間であれば、考え方は大きく変わります。
厚生労働省は、休憩時間について労働者が自由に利用できる時間でなければならないと説明しています。休憩中にも電話対応や来客対応を義務づけられている場合は、その時間は休憩とはみなされません。
そのため、昼休みに食事をする、本を読む、スマートフォンを見るのと同じように、仮眠を取ることも考えられます。
ただし、
- 自席での睡眠を禁止している
- 休憩室を使うルールになっている
- セキュリティ上入室者への対応が必要
- 共用スペースで横になることを禁止している
など、会社独自のルールがある場合はそれに従いましょう。
「昼休みだから何をしてもよい」という意味ではありません。
短時間の昼寝は午後の眠気対策になる
午後に眠くなること自体は珍しいことではありません。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014」では、勤労世代について、夜間に必要な睡眠時間を十分に確保できなかった場合、午後の早い時間帯に30分以内の短い昼寝を取ることが、眠気による作業能率の改善に役立つとしています。
ただし、昼寝は夜の睡眠不足を帳消しにする方法ではありません。
基本は夜間に十分な睡眠を確保することです。
また、厚生労働省の現在の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、長時間の昼寝は夜間の睡眠を妨げる可能性があるため、長く寝すぎないよう注意することが示されています。
オフィスで仮眠するなら「休憩時間」に区切る
昼休みに仮眠を取る場合は、次のような方法なら仕事との境界も明確になります。
1. アラームを設定する
寝過ごして勤務開始時間を過ぎないよう、必ずアラームを設定しておきましょう。
スマートフォンやスマートウォッチの振動アラームなら、周囲に大きな音を出さずに済みます。
2. できれば休憩スペースを利用する
会社に休憩室やリフレッシュスペースがあるなら、自席よりそちらを使う方が仕事と休憩を切り替えやすくなります。
「寝ているところを見られたくない」という意味ではなく、業務スペースと休憩スペースを適切に使い分けるためです。
3. 長時間寝ない
長く寝すぎると起床直後に頭がぼんやりしたり、その日の夜に眠りにくくなったりすることがあります。
昼休み全体を睡眠に使うのではなく、食事や移動時間も考えて無理のない範囲で休みましょう。
デスクで寝ると腕や首が痛くなる理由
自席で机に突っ伏して寝る場合には、別の問題もあります。
腕を枕代わりにすると、
- 腕がしびれる
- 首に負担がかかる
- 顔に跡がつく
- 起きた後もしばらく体が痛い
といったことがあります。
せっかく休憩したのに、午後の仕事で体がつらくなってしまっては本末転倒です。
会社でデスク仮眠をする習慣がある場合は、姿勢やクッションなども考えた方がよいでしょう。
昼休みの仮眠を快適にするグッズ
昼休みに自席で短時間休む場合には、デスク用の仮眠枕という選択肢もあります。
腕を圧迫しにくいデスク用枕
腕を通すスペースが設けられているタイプなら、腕を直接枕にするより負担を軽減できます。
顔を圧迫しにくいうつ伏せ枕
中央に顔を入れるスペースがあるタイプは、普通のクッションにそのまま顔を伏せるより姿勢を取りやすいのが特徴です。
収納しやすい折りたたみタイプ
会社に常設するスペースがない場合は、コンパクトに収納できるタイプもあります。
どの商品を使う場合でも、あくまで会社で認められた休憩時間に使用することが前提です。
仕事中に眠くなったときの対策
勤務時間中に強い眠気を感じたからといって、その場で眠ってしまう以外にもできることがあります。
席を立って少し歩く
トイレに行く、飲み物を取りに行くなど、一度席を立つことで気分を切り替えられることがあります。
もちろん、不必要に長時間仕事を離れるという意味ではありません。
昼休みを活用する
眠気が強い日には、昼休みの一部を仮眠に使う方法があります。
勤務時間中に我慢の限界まで眠気をため込むより、休憩時間を計画的に使う方が仕事とのメリハリもつけやすくなります。
夜の睡眠を見直す
昼間に眠くなる日が続くなら、「昼寝をどうするか」だけでなく夜間の睡眠も確認しましょう。
厚生労働省は、睡眠不足が注意力や作業能率の低下につながり、事故やヒューマンエラーのリスクを高める可能性を指摘しています。
強い眠気が毎日続く場合は注意
十分に寝ているはずなのに、
- 会議中にどうしても寝てしまう
- PC作業中に頻繁に意識が飛ぶ
- 通勤中や運転中にも強い眠気がある
- 日常生活に支障が出るほど眠い
という状態が続く場合は、単なる「気合不足」と決めつけない方がよいでしょう。
厚生労働省の睡眠ガイドでは、日中の眠気・居眠りなどの症状には生活習慣や睡眠環境だけでなく、睡眠障害などが関係している場合があり、症状が続く場合には医療機関への相談を勧めています。
テレワークとは違う「出社勤務」のメリットも考える
テレワークでは通勤がなく、自宅で休憩を取りやすい一方、Teamsのステータスや会社PCのログなどが気になる人もいます。
出社勤務では逆に、PC上の情報だけでなく実際の働いている様子が周囲から見える環境になります。
どちらの働き方にもメリット・デメリットがあります。
最近はテレワークを縮小して出社回帰を進める企業もあるため、働く場所を重視する人は、転職時に勤務形態を確認することも重要です。
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まとめ|「バレない居眠り」ではなく休憩時間を上手に使おう
出社勤務での居眠りについては、勤務時間中と休憩時間中を分けて考えることが重要です。
勤務時間中に仕事をせず眠ってしまえば、業務上の問題になる可能性があります。
一方、昼休みなど正式な休憩時間は、原則として労働者が自由に利用できる時間です。会社のルールに問題がなければ、その時間を短時間の仮眠に充てることも選択肢になります。
午後にどうしても眠くなる人は、
- 夜間の睡眠時間を確保する
- 昼休みに短時間休む
- 長時間の昼寝は避ける
- 会社の休憩ルールを確認する
- 強い眠気が続く場合は原因を確認する
といった方法を考えてみましょう。
重要なのは、「どうすれば居眠りがバレないか」ではなく、仕事と休憩をきちんと分け、無理なく働ける状態をつくることです。

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