マウスジグラー 100均
マウスジグラー ダイソー
検索窓にそう打ち込み、このページに辿り着いたあなたの心理は手に取るようにわかる。 「在宅勤務の監視対策はしたいが、お金はかけたくない」 「近所の100円ショップで、今すぐ手に入るならそれが一番いい」
結論から言おう。その考えは、セキュリティ監査の観点から見て「極めて危険」である。
私は元・行政機関で規制や監査の実務を担当していた。その経験から断言するが、企業の監視網をナメてはいけない。中途半端な代用品が生む「不自然な挙動」こそが、監査ログにおいて最も目立つ異常値(アノマリー)となるからだ。
今回は、実際に私がダイソーやセリア等の100円ショップを巡回して調査した結果と、ネットで流布する「100均アイテムでの代用」がいかにリスクの高い行為であるかを、論理的に解説する。
【結論】ダイソー・セリアに「マウスジグラー」は売っていない

まず事実確認だ。 都内の大型店舗を含む複数の100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥ)の「電気小物」「PC用品」コーナーを実地調査した。
結論として、マウスジグラー(マウスカーソル自動化装置)は販売されていない。
売られているのはマウスパッド、リストレスト、有線マウス(300円〜500円)までだ。 そもそもマウスジグラーは、一般層からすれば「何に使うか分からない怪しい装置」であり、100均のような大手小売チェーンが大量生産・陳列する商品としてはニッチすぎるのだ。
フリマアプリの「自作ジグラー」には手を出すな
店舗にないからといって、メルカリ等で個人が販売している「自作マウスジグラー(数百円)」に手を出すのは絶対にやめろ。
どこの誰が作ったか分からない基盤を、社与のPC(USBポート)に物理的に接続するリスクを想像してほしい。
- 回路ショートによるPC故障
- 意図しないドライバのインストール
- マルウェアの混入
これらが起きれば、「サボり」どころの話ではない。器物損壊やセキュリティインシデントとして、懲戒処分の対象になり得る。
ネットの噂を監査する。「100均グッズ代用」の致命的な弱点

専用品がないなら、別のモノで代用すればいい――。 ネット上には「アナログ時計を使え」「扇風機を使え」といったライフハックが溢れている。
だが、これらはあくまで「趣味」の領域だ。我々が直面しているのは「生活とキャリアのかかった業務」である。 元監査担当として、代表的な代用ハックの脆弱性を指摘する。
1. 「アナログ時計」の上にマウスを置く
秒針が動くアナログ時計の上にマウスを置き、センサーに秒針の動きを誤認させる古典的な手法だ。
- 判定:危険(Unstable)
- 理由: 現代の光学式マウスやレーザーマウスのセンサーは高性能だ。秒針のような「細くて一定のリズムの動き」を、操作として認識しない(あるいは認識し続けることができない)ケースが多い。 トイレから戻ったら、マウスが時計からズレて落ちており、Teamsが黄色(退席中)になっていた――。この「意図しないログ切れ」こそが最大の事故要因だ。
2. 「スマホ動画」の上に乗せる
YouTube等で「マウス反応用動画(幾何学模様が動き続ける動画)」を流し、その上にマウスを置く手法。
- 判定:論外(Risk)
- 理由: 確かにカーソルは動くかもしれない。だが、スマホの通知が来たらどうする? 電話が来たら? 何より、私用スマホの画面の上に社用PCのマウスを長時間放置するという状況自体が、物理的に不安定すぎる。
3. 「おもちゃ」の振動を利用する
動くおもちゃ等にマウスを括り付ける手法。
- 判定:ノイズ(Noise)
- 理由: 振動音がうるさい。Web会議中に「ガガガ」という異音が入れば即アウトだ。
なぜ「1,000円の投資」をケチってはいけないのか?
リスク管理(Risk Management)の基本は、「守るべき資産の価値」に見合ったコストをかけることだ。
あなたの「社内評価」や「テレワークの権利」、あるいは「年収」はいくらだ? 数百万、数千万円の価値があるはずだ。
その巨大な資産を守るためのセキュリティ(マウスジグラー)に、数百円をケチって「不安定な100均の代用品」を使う。 その結果、Teamsが退席中になり、上司に不信感を持たれ、評価が下がる。
これほどROI(費用対効果)の悪い投資はない。
「ログに残らない」ことが絶対条件
私が推奨するのは、以下の条件を完璧に満たすものだけだ。
- 確実性: 24時間365日、絶対に停止しないこと。
- 静音性: 無音であり、会議中でも使えること。
- 隠密性: 会社の資産管理システム(ログ)に検知されないこと。
100均の代用品は、1と2を満たさない。 そして、安易なフリーソフトや自作USB機器は、3(ログ監視)で引っかかる。
元監査担当が認める「安くてバレない」正解ルート
安心してほしい。 「プロ仕様」と言っても、数万円するわけではない。 企業の監視ログを適法に回避できる(HID準拠の)正規のマウスジグラーは、Amazon等のECサイトで1,000円〜2,000円程度で購入できる。
たったこれだけの投資で、精神的な平穏と、完璧なステータス維持が約束されるのだ。
具体的に**「どの製品ならログに引っかからないのか」、そして「物理的に絶対に検知不可能な仕組み」**については、当「対策室」のメインレポートで徹底的に解説している。
100均で散財する前に、まずは以下のレポートを一読し、正しい知識で武装してほしい。
▶マウスジグラーは会社にバレる?元監視担当が断言する「ログ検出」の仕組みとバレない唯一の方法
よくある質問(FAQ)
Q. 本当にダイソーには売っていませんか?
A. 売っていません(2025年現在)。
今後発売される可能性はゼロではありませんが、コンプライアンス的に「サボり助長グッズ」と捉えられかねない商品を、大手企業が取り扱うハードルは高いでしょう。
Q. スマホでマウスを動かすアプリはどうですか?
A. 推奨しません。
スマホのバッテリー消耗が激しく、発熱のリスクがあります。また、長時間の点灯によるスマホ画面の焼き付き(有機ELなど)のリスクを考えると、1,000円の専用デバイスを買った方が安上がりです。
Q. ソフトをインストールするのはダメですか?
A. 絶対にNGです。
「Mouse Jiggler」などのフリーソフトを入れるのが一番手軽ですが、情シスの監視ログに「未許可ソフトのインストール履歴」が残ります。最もバレやすい自殺行為です。
まとめ
- 100均にマウスジグラーは売っていない。
- アナログ時計やスマホでの代用は、安定性に欠け「事故(ログ切れ)」の元になる。
- 数百万のキャリアを守るために、1,000円程度の適切な投資を惜しんではいけない。
賢いあなたは、安物買いの銭失いにならず、**「確実な安全」**を選んでほしい。
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