君のWeb会議は、本当に「正常」に映っているだろうか?
画面の向こうの上司や同僚が、固まった君の映像を見て「またか」と苦笑いしていることに気づいているだろうか。あるいは、トイレに立ったほんの一瞬の隙に、Teamsのステータスが「退席中」や「オフライン」に変わり、チャットの返信が遅れたことで「サボり」を疑われたことはないだろうか。
はっきり言おう。リモートワークにおいて、通信の不安定さは「職務怠慢」の状況証拠になりかねない。
どれほど優秀な成果を出していても、回線が弱ければ「連絡がつかない不安定な社員」というレッテルが貼られる。これはPCのスペック不足でも、君の準備不足でもない。多くの場合、「Wi-Fiルーターの寿命」が原因だ。
今回は、元・監査官である私が、コンプライアンス(=社内信用)を守るための「Wi-Fiルーターの買い替え時期」と、今もっとも投資対効果の高い「生存戦略」としてのWi-Fi 7ルーター導入について解説する。
Wi-Fiルーターの「買い替え時期」はいつか? その兆候を見逃すな

一般的にWi-Fiルーターの物理的な寿命は4〜5年と言われている。しかし、我々のようなリモートワーカーにとって、その常識は命取りだ。
結論から言う。「3年」経過したら、それはもう危険水域だ。
3年前のルーターは、スマホやPCの進化速度についていけていない可能性が高い。もし自宅で以下のような兆候が出ていたら、それは機器からの「悲鳴」であり、君の評価が下がる前触れである。
1. 家族が動画を見始めるとWeb会議が止まる
「パパ、YouTube見ていい?」という子供の問いかけに恐怖を感じるなら、帯域制御が機能していない証拠だ。プライベートの通信負荷が仕事に影響するのは、セキュリティ以前にリスク管理として失格である。
2. スマホのWi-Fiマークが安定しない
自室のドアを閉めた瞬間、Wi-Fiのアンテナが3本から1本に減る。これは電波強度の低下だけでなく、ルーターの処理能力が落ちているサインでもある。
3. ルーター本体が異常に熱い
24時間365日稼働しているルーターは、熱暴走で処理能力が落ちる。触って「熱い」と感じるなら、内部のコンデンサが劣化している可能性が高い。
違和感を覚えたら、即座に買い替えること。それがリスクを最小化する鉄則だ。
なぜ「Wi-Fi 7」なのか? サボりを疑われないための技術論
「たかがネット閲覧に最新規格なんて不要だ」 そう考える人もいるだろう。だが、その認識は古い。最新規格「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」こそが、リモートワークにおける「冤罪」を防ぐ最強の盾となる。
これまでのWi-Fi(Wi-Fi 5や6)と決定的に違うのは、「MLO(マルチリンクオペレーション)」という技術だ。
「MLO」は、渋滞知らずの複数車線走行だ

従来のWi-Fiは、データを運ぶ際に「2.4GHz帯」か「5GHz帯」のどちらか片方の道路しか走れなかった。片方が渋滞(混雑)していれば、当然遅延が発生し、会議はフリーズする。
しかし、Wi-Fi 7のMLOは違う。空いている車線を瞬時に判断し、複数の周波数帯を同時に利用してデータを運ぶことができる。 例えるなら、一般道が混んだ瞬間に、ハンドルを切ることなく自動的に高速道路へルート変更して走り続けるようなものだ。
この技術があれば、電子レンジを使った瞬間の切断や、近隣住民のWi-Fi干渉による「瞬断」を劇的に減らせる。 通信が途切れない=TeamsやSlackのステータスが安定する=「こいつは常にデスクに張り付いて仕事をしている」という信用を作れる。 これが、私がWi-Fi 7を推奨する最大の理由だ。
【実機レビュー】バッファロー「WSR-3600BE4P」が監査官のイチオシである理由

では、具体的にどの機種を選ぶべきか。 数万円するハイエンドモデルは確かに高性能だが、会社の経費で落ちない以上、自腹での投資には限界があるだろう。
そこで私が推奨するのが、バッファローの「WSR-3600BE4P」だ。 現在、実売価格で1万円を切る(※執筆時点)このエントリーモデルこそが、我々のニーズを完璧に満たす「最適解」である。
1. 圧倒的なコストパフォーマンス
Wi-Fi 7対応機でありながら、アンダー1万円という価格設定は驚異的だ。 この投資額なら、万が一会社に認められなくても「自分の身を守る保険料」として割り切れる。飲み会を2回我慢すれば、向こう3年間の「快適な業務環境」と「上司からの信用」が手に入るのだ。
2. 威圧感のないコンパクト設計
高性能ルーターにありがちな「巨大な要塞」のようなデザインではない。文庫本程度のサイズで、デスクの隅や本棚の隙間にすっきりと収まる。 生活空間を圧迫せず、家族からの「邪魔だ」というクレームも回避できる点は、家庭内稟議を通す上でも重要だ。
3. 「スマート引っ越し」で設定の手間いらず
SSIDとパスワードを旧ルーターから引き継げる機能があるため、PCやスマホ、スマート家電のWi-Fi設定をやり直す必要がない。 機器の入れ替えによる「ダウンタイム(不通時間)」を最小限に抑えられるのも、業務を止めたくない我々には大きなメリットだ。
【注意点】これだけは理解しておけ
元・監査官として、不都合な真実も隠さずに伝えておく。 このモデルの有線LANポートは「最大1Gbps」だ。10Gbpsの超高速回線を契約している場合、有線接続ではそのスペックをフルに活かせない可能性がある。
だが、冷静に考えてほしい。 君の業務に、1Gbpsを超える通信速度が本当に必要か? 数GBの動画ファイルを秒単位で転送するクリエイターなら上位機種(WSR-5400XE6等)を検討すべきだが、Teamsでの会議、Excelの共同編集、メールのやり取りが主業務なら、1Gbpsで必要十分以上だ。オーバースペックな機能に金を払う必要はない。
Amazonと楽天、どちらで装備を調えるべきか?
導入を決めたなら、どこで調達するか。これも戦略だ。
▼「今すぐ」リスクを排除したいなら:Amazon 明日にでも重要なWeb会議がある、あるいは既にルーターの調子が悪く「一刻の猶予もない」場合は、配送スピードに長けるAmazon一択だ。現在のセール価格を確認し、在庫があるうちに確保することをお勧めする。
▼「賢く」ポイントで投資回収したいなら:楽天 少し余裕があるなら、楽天の「お買い物マラソン」や「5と0のつく日」を狙うのが賢い。ポイント還元分を考慮すれば、実質価格はさらに下がる。
まとめ:たった1万円で買える「信用」がある
通信環境への投資をケチり、大事な場面でフリーズして上司からの評価を落とす。 これほど愚かなことはない。
Wi-Fiルーターは、単なる機械ではない。リモートワークという戦場における「生命維持装置」だ。 バッファロー「WSR-3600BE4P」を導入し、鉄壁の通信環境を構築して、涼しい顔で仕事をしよう。 回線が安定していれば、多少の「サボり」……いや、息抜きも、誰にも気づかれることはないのだから。
それが、リモート時代を生き抜く賢い会社員の処世術だ。

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